(2)友だちがいる

 「友だちがいる」ということも「学校の楽しさ」の重要な要素のひとつです。
 すぐにたたいたり、悪口をいったり・・・・。クラスにはさまざまな子どもがいます。その行動が自分には理解できない友だちに対して、「また、○○やん・・・。「○○ちゃんは悪い子だから・・・」などどきめつけたり、「どうせ言ってもわからんもんね」とあきらめてしまうことがあります。
 逆に家庭でいろいろな悩みを抱えている子どもたちは、「みんなとは違う」「自分だけ」という気持ちから、「だれもわかってくれない」「みんなには知られたくない」という気持ちになり、時には自分自身や家族のことを否定的に見てしまい、その気持ちが学校での様々な行動として表れてくることがあります。
 一人ひとりが違ってあたりまえだという感性を育てることは大事なことです。その手立てとして集団づくりがあります。集団づくりとは、一人ひとり違った個性・生活をもった子どもたちを、ていねいにつないでいくこと、そして、お互いの存在を尊重しながら信頼で結ばれた関係をつくることです。
 そのためには、子どもたちが、友だちのよさだけでなく、つらいこと、きついことなど一番言いにくいことだけど、でも、本当は一番わかってほしいことを理解しあう必要があります。
 教師がわかっているだけ、教師と子どもの関係だけではだめなのです。子どもたちが、学校では見えない日々の生活を互いに語り合えるような関係をつくることで、「家でそんなことがあったんだ」「わたしといっしょだ」などと互いに共感しあったり、「○○さん、がんばってるな」「○○さんってやさしいな」などと友だちのがんばりやよさに気づいたりしていきます。そんなあたたかい受けとめの中で、「みんなが聞いてくれた」「自分だけとちがう」という安心感をもつことができるのです。
 このような関係をつくることが、ありのままの自分を受けとめてくれる「友だちがいる」ということにつながるのです。

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